香港高裁が独立派2議員の資格はく奪の判決

 香港高等法院(高裁)は15日、規定に沿わない方法で就任宣誓した香港立法会の独立派政党「青年新政」の2議員について、宣誓は無効として議員資格をはく奪する判決を言い渡した。香港星島日報などが16日伝えた。

 裁判官は「2議員が、法に従い宣誓するつもりがなかったのは明らかだ」と述べた。一方、全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会が「香港基本法」第104条に対する解釈を行い、2人の資格はく奪する決定を行ったことに対して「裁判所の判断には影響しない」と強調した。

 同党より穏健な民主派政党の民主党、公民党は、判決を尊重するとの声明を発表した。しかし、全人代常務委員会の決定については、香港の裁判所が行うべきもので、香港の法治の侵害だとして改めて批判した。 

(参考)

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