上海市で約80店が加盟するライスヌードル・チェーンで、本部の指示でケシの殻入りの「特製スープ」が使われていたことが分かった。本部の経営者ら数人が14日までに有毒食品を販売したとして、有罪判決を受けた。新華社が伝えた。
ライスヌードル・チェーンの本部は上海市郊外の青浦区にあり、80店は市内各所で営業していた。
本部の経営者は、ケシの殻を砕いた粉を混ぜた「特製スープ」の素とライスヌードルを各店に卸していた。経営者は、スープの素については、客が情緒不安になる恐れがあるとして、本店が決めた配合量を守るよう指示していた。 中国では今年9月にも売上拡大のため、ケシの殻を味付けに使った揚げ鶏を販売し、北京市内の飲食店経営者が有罪判決を受けた。