国家食品薬品監督管理局はこのほど、ウェブサイトを通じ、今年各地で起きた水害で、店舗や工場などの食品が水に浸かり汚染され安全上の問題が起きているとして、注意を呼び掛けた。同局は、水に浸かったり、カビが生えたたり、消費期限が過ぎたりした食品が市場に流通しないよう防ぐ方針を強調している。中国新聞社が伝えた。
同局によると今年に入り、華北、華南の多くの地域で連日の豪雨があり、水害が発生して食品の生産・流通に深刻な影響が出た。一部の食品工場や流通施設も大きな被害を受け営業を停止した。一部の食品は、食品や原材料が汚水に浸かり、安全上の懸念がある。
同局は、食品の製造に対する監督を強化し、水に浸かった食品材料が生産に使われないよう企業を指導する。また、流通業者に対しては、汚染食品の市場流入を防ぐため、食品の入荷検査記録制度を厳格に実行するよう促すことにしている。