中国共産党中央規律検査委員会は10日、同市トップの黄興国・党代理書記兼市長(62)に対し、厳重な規律違反の疑いで調査を始めたと発表した。11日付新京報が伝えた。省・直轄市・自治区レベルの政府トップの失脚は、薄煕来・前重慶市党書記以来となる。
黄・代理書記は2007年12月、市ナンバー2の代理市長に就任。14年12月にトップの党代理書記を兼務した。台湾中央社によると、黄・代理書記の摘発で、天津市は党書記と市長が空席となる異例の事態となった。
2015年8月、天津市の天津港で大規模な爆発により約100人が死亡する事故が起きた。台湾中央社によると、首都北京近隣の天津で大事故が発生したことで、共産党中央からは天津市指導層の管理能力に対し強い不満が出ていた。
9月7日、国務院(中央政府)の安全担当部門が天津市を視察し「一部の末端行政機関と安全監督部門の公務執行が厳格でない。安全上の隠れた危険や、違法行為が長い間、放置されてきた」と厳しく批判したばかりだった。
黄・代理書記は9日、台湾の胡志強・中国国民党副主席(前台中市長)らの一行と会談したばかりだった。