沖縄県尖閣諸島周辺の12カイリ内の領海で5日午前9時ごろ、機関砲を搭載した重武装の中国海警船など3隻が約2時間、侵入した。同諸島周辺の領海への中国公船の侵入は18回目となる。環球網が外電を引用して伝えた。
侵入船は海警2151、海警2307と機関砲を積んでいるとみられる海警31241。3隻は、警戒中の海上保安庁の巡視船に遭遇し、領海を離れるよう警告を受けた。
中国国家海洋局のウェブサイトも、3隻が釣魚島(尖閣諸島の中国名)の「中国領海」をパトロールしたと伝えた。
中国新聞網によると、海警31241の前身は、1980年代に建造された中国海軍の2000トン級のミサイル護衛艦。海軍で新鋭艦が就役したため、海警船に改装された。海警31241は機関砲4基を装備し、中国海警船の中で最強の火力を持つ。
(参考)http://mil.news.sina.com.cn/china/2016-07-05/doc-ifxtsatm1394195.shtml