日本の南シナ海「回帰」座視せず、軍幹部警告

 消息筋によると、中国の最高軍事機関、中央軍事委員会連合参謀部の孫建国副参謀長は4日、シンガポールで開かれた第15回アジア安全保障会議(シャングリラ会合)で三村亨防衛審議官との会談で、日本による南シナ海「回帰」の企図に警戒を持っているとして、軍事行動を行わないよう警告した。6日付環球時報が伝えた。

 孫副参謀長は「日本はかつて南シナ海の諸島を占領したことがある。米国と合同パトロールなど軍事行動を行うなら、中国は座視しない。現在、回復中の日中関係に不利益な状況が生じ、さらに大きな損害を与えかねない」と述べた。

 中国代表団が4日夜、公表した日中会談の概要では「中国側が日本側に言行を慎み、南シナ海問題に介入しないよう求めた」と触れるにとどめた。

(参考)http://world.haiwainet.cn/n/2016/0606/c232591-29982552.html

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