日本人スパイ1人起訴、軍事施設を撮影

 消息筋によると、中国当局に昨年、スパイ容疑で逮捕された4人のうち、昨年5月に浙江省で捕まった50歳代の男性が、今年5月に起訴された。罪名などは分かっていない。日本の報道を引用し、中国国際放送局電子版が伝えた。

 男性は昨年、浙江省温州市沖の島で軍事施設を撮影中、当局に拘束された。島は、尖閣諸島(沖縄県)の北西約300キロメートルの距離にある。

 男性の公判が行われる裁判所は不明。国家機密に関連するため、非公開となる可能性がある。中国の法律では、国の安全に危害を加えるスパイ行為は、最高刑が死刑となっている。

 男性のほか、昨年5月と6月、日本人3人が遼寧省丹東市、上海市、北京市で、いずれもスパイ活動の容疑で当局に拘束された。3人はお互いに関連がない。

 中国は2014年に「反スパイ法」、15年に「国家安全法」を施行した。当局は現在、反対する勢力の浸透を阻止する活動を強化するとともに、海外に対し、スパイ行為を厳しく処罰する姿勢を示している。

(参考)http://http://news.xinhuanet.com/mil/2016-05/24/c_129011922.htm

タイトルとURLをコピーしました