広西チワン族自治区南寧市江南区で2日午前1時55分ごろアパート1棟でで火災があり、3人が死亡、22人が重軽傷を負った。中国新聞網などが伝えた。
消防車12台と消防隊約60人が出動し、約1時間40分後に鎮火した。住民約40人が助け出されたが、階段室で男性2人が死亡しているのが見つかり、22人が病院に運ばれた。うち1人が搬送先で死亡した。
火元は電動バイクの駐車場で、充電中に出火したものとみて、警察などが原因を調べている。
同市では3月13日にも、充電中の電動バイクが原因とみられる火災があり、2人が死亡、22人がけがした。
南寧市は、もともとオートバイが多いことで知られいたが、最近では電動バイクに置き換わり、全市で約160万台が保有されている。
同市消防隊によると、同市では今年に入り電動バイクが火元の火災が151件起き、同市の火災件数の26.5%を占め、計6人が死亡した。
電動バイクの違法改造、長時間の充電、不適切なコードによる充電などが原因とみられる。また、電動バイクのほとんどがアパートの1階に置かれ、集中して充電が行われていることも、出火原因の1つとみられる。