吉林省通化市にある同省最大の鉄鋼会社、通化鋼鉄集団の従業員約1000人が14日午前、欠配中の賃金と暖房手当ての支払いを求めてデモ行進を行った。博訊新聞網が伝えた。
従業員によると、賃金の欠配は既に4カ月続いている。デモ参加者は、本社の正門前に集まり、会社への要求を叫んだ。一時、門扉を倒してビル内への侵入を図り、警官隊ともみ合いになった。 従業員によると、当社は傘下に多数の工場を抱えるが、ほとんどが操業を停止している。多くの工場で、従業員は半日しか出勤していないという。
通化鋼鉄集団は2005年、民営の複合企業、北京建龍重工集団などの出資を受け入れて株式会社への改組を行った。
09年、建龍集団が持ち株を売却するなど会社の再々編が行われた際、反対する従業員が大規模な抗議デモを行い、建龍集団が派遣していた幹部1人がデモ隊に殴られて死亡した。
（参考）http://boxun.com/news/gb/china/2016/03/201603150245.shtml#.VudYa5yLTIU