国家衛生計画生育委員会は13日、アンゴラの首都ルワンダから帰国した浙江省の男性(32)が黄熱病に感染したことを確認したと発表した。黄熱病の輸入感染例は中国で初めて。中国新聞網が13日伝えた。
男性は、ルワンダで事業を行っていたが、8日に39.9度の発熱があり、10日未明に北京に到着後、病院で診断を受けた。12日、北京市疾病予防コントロールセンターが黄熱病の感染を確認した。
男性は病院で治療を受けているが、腎機能に障害が出ており、病状は深刻だという。
黄熱病はネッタイシマカなどの蚊がウイルスを媒介する。専門家によると、北京はネッタイシマカの生息地でない上、現在は気温が低く蚊の繁殖期でないため、感染拡大の恐れは極めて少ない。