中国最大手の検索サイト「百度」(Baidu)か開発した「百度ブラウザー」に個人情報流出の恐れがあるとのリポートを、カナダ・トロント大学の研究者が発表した。博訊新聞網が伝えた。
研究者が調べたところ、「百度ブラウザー」が個人データを百度のサーバーに送る際、暗号化しないか、非常に簡単に解読されるレベルの暗号化しかされていなかった。
「百度ブラウザー」はデスクトップ用とモバイル端末用の2種類。モバイル端末用のうち、基本ソフト(OS)、アンドロイドを搭載した端末向けは、全地球測位システム(GPS)情報、検索記録、閲覧履歴などの個人情報を、暗号化せずに伝送。また、解読が容易な暗号化方法で、 IMEI(端末識別番号)やユーザー周辺の無線LANの情報を伝送していた。
(参考)http://boxun.com/news/gb/china/2016/02/201602241725.shtml#.Vs5TCpyLTIU