河北省廊坊市永清県龍虎庄郷の住民は12日、地元の地下水から国の環境基準を上回る量の有害物質26件を検出したと発表した。周辺には、北京・天津・河北(京津冀)地区最大の無公害有機野菜の栽培地があるが、かんがい用水も汚染されているという。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。
住民によると、地元では十数年前から化学メーカー「廊坊龍騰宇精細化工」の工場が操業を続け、周辺の地上水と地下水で深刻な汚染が起きている。1月中旬、住民が地下水を採取し、北京の専門機関に検査を依頼したところ、基準を超える量の有害物質や重金属26件が見つかった。アルミ、亜鉛、鉄、ヒ素、トルエン、ホルムアルデヒド、トルエンなどが含まれる。
住民はこれまでも、省などの地方政府や国の環境保護部こ地下水汚染の恐れを通報してきたが、工場の排水は環境基準に達しており、地下水汚染はないとして対応しなかった。やむなく住民が金を出し合い、専門機関に調査を依頼したところ、汚染が証明された。
工場の汚染は、地元唯一の「永金渠」と呼ばれる人工河川に流れ込んでいるが、川の水は無公害野菜の栽培地のかんがいに使われている。地元住民は、野菜は食べられず「無公害有機野菜」などととても呼べないと話している。
(参考)http://boxun.com/news/gb/china/2016/02/201602140325.shtml#.VsCLn_KLTIU