安徽省蕪湖市鏡湖区楊家巷の個人経営の2階建ての食堂で10日午前11時57分ごろ爆発があり、食事中の学生ら17人が死亡した。ボンベ入りのプロパンガスが爆発したものとみられている。央広網が11日伝えた。
楊家巷地区は、小規模な飲食店が集まる蕪湖市でも有名な一帯。市民の多くが会食の場所として利用している。事故当時、昼食のピーク時で、下校した高校や職業学校の学生が食事していた。
爆発は食堂の1階で起き、客の多くが店外に逃れたが、一部が2階に避難し、爆発後の火災に巻き込まれた。
店は30代の夫婦が経営しており、妻は爆発後に逃れ軽いやけどだけで助かった。妻によると、2階に料理を運んだ際、ガスの臭いに気づいた。すぐに1階に下りてボンベの栓を閉めようとしたがうまく行かず、夫に手助けを求めているうちに爆発したという。
火災発生まもなく、消防車と救急車が出動した。しかし、火の勢いが強い上、建物が入り組んで消防隊がなかなか近づけず、鎮火に時間が掛かった。