香港上場の乳業大手の牛乳から基準超える毒物

河北省食品薬品監督管理局は25日、香港上場の大手乳製品製造会社、中国輝山乳業控股(遼寧省瀋陽市)のカルシウム強化牛乳から、基準を超える有毒物チオシアン酸ナトリウムを検出したと発表した。遼寧省食品薬品監督管理局は26日、関連製品の検査を始めるとともに、製品を製造した遼寧省錦州市の同社工場に係官を急派し調査を始めた。新華網が27日伝えた。

河北省の同局によると、基準を超える有毒物が検出されたのは、2015年10月に製造された、紙容器入りの「輝山カルシウム強化牛乳」。チオシアン酸ナトリウムは、原乳などに加えると細菌の繁殖を抑えることができる。しかし、少量でも体内に入ると、健康を大きく損なう恐れがあるため、国は牛乳への添加を禁じている。

同社は9月18日に、河北省の同局から通報を受け、直ちに品質保持期限内にある製品を、北京と瀋陽にある第3者機関2カ所に送って検査を依頼した。

河北省の当局は、同社のカルシウム強化牛乳の省内での販売を禁止したほか、同社の製品7種類について、検査を進めている。

(参考)http://www.sc.xinhuanet.com/content/2015-09/27/c_1116690038.htm

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