三菱マテリアル和解案、中国人元労働者の3団体受け入れ

第二次大戦中、日本で過酷な労働を強いられたとする中国人の元労働者らが日本企業に賠償を求めている問題で、元労働者と家族でつくる5団体のうち3団体が3日、三菱マテリアルの和解案を受け入れると発表した。4日付香港・星島日報が伝えた。

和解案によると、同社が、元労働者らに謝罪文を送り、1人10万元(約200万円)の和解金を支払う。

4日付北京青年報によると、3団体の代表は、同社が示した謝罪文と和解金額に満足はできないが、生存する高齢の元労働者が存命中に解決したかったと述べた。1団体は、和解内容で同社と一致したが、一部の問題で交渉が続いている。残り1団体は、事実を認めず、責任を回避しているとして、和解案を拒否した。

同社は北京青年報に対し「中国人労働者への謝罪と賠償事案はまだ進行中で、最終的な合意に至っていない」と話している。

(参考)http://std.stheadline.com/breakingnews/20150804e033228.asp

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