中国南方地区では高温が続いており、28日、重慶、湖南、浙江、福建、海南の各省(自治区、直轄市)の一部では37度を記録した。福建省福州市のネットユーザーが路面の温度を計ったところ47度もあった。新華網が29日伝えた。
ネットユーザーの間では、酷暑で有名な都市として、伝統的な「中国3大かまど」(重慶、南京、武漢)に代わり、重慶、杭州(浙江省)、海口(海南省)の4都市が「4大かまど」と呼ばれ始めた。特に福州の暑さが話題となっている。
専門家によると、福州は地勢が低く、三方を山に囲まれ、熱が拡散しにくい。都市建設が進んだことで、ヒートアイランド現象が起き、一層の気温の上昇を招いている。
重慶でも、最近、地表温度が41度を記録した。市中心部の人民広場内の防空ごうが、夕涼みの場所として庶民の人気を集めているという。