中国が岩礁埋め立てを強行し、周辺国や米国との緊張が高まる中、国家海洋局は7日、南シナ海の岩礁に、ダイビングや釣りが楽しめる高級海洋観光施設を建設することで海南省政府と合意した。各国が反発をさらに強める恐れが出てきた。台湾・中央社が伝えた。
合意書によると、同局は、海南省が南シナ海西沙群島の無人島に観光施設、防災施設などを建設することを支援する。
報道によると、国家海洋局は、中国が南シナ海に設置した地方政府「三沙市」の総合開発計画の策定を検討。その中に、インド洋のモルジブをモデルに、南沙、西沙、中沙の各島と岩礁に観光漁業、潜水、海底探検、つり、マリンスポーツなどの参加型高級海洋レジャー用の施設建設を盛り込んだ。
プレジャーボートやクルーズ船向けの施設や、海上ゴルフ場など新型観光が楽しめる「高レベルの海洋レジャー、スポーツ産業拠点」の建設も目指す。

南海緊張 大陸要把島礁建設成馬爾地夫 | 兩岸 | 中央社 CNA
(中央社台北7日電)南海局勢緊張之際,中國大陸國家海洋局與海南省政府今天簽署「共同服務一帶一路建設」的架構協議,內容包括借鑑「馬爾地夫模式」,在南海島礁開發潛水、海釣等「高端海洋休閒旅遊」。