環境保護部が4日発表した、2014年版の環境リポート「中国環境状況公報」によると、全国202都市で地下水の60%が、人間が直接触れてはいけないほど深刻に汚染されていることが分かった。4日付新京報が伝えた。
リポートによると、202都市で観測対象になった4896カ所の地下水は、水質が「悪い」が45.4%、「極めて悪い」が45.4%に上った。
汚染物質は、鉄、マンガン、無機窒素(アンモニア態窒素、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素)など。一部では、ヒ素、六価クロム、カドミウムなどの金属の含有量が基準を超えていた。
また、地上水は、観測対象の968カ所のうち、「人が利用できる」レベルの水質だったのは63.1%。残りは生活用水、水産品の養殖用としては直接利用できないほど、汚染されていた。
(参考)http://news.163.com/15/0604/19/AR9O368C00014SEH.html
http://www.cna.com.tw/news/acn/201506040459-1.aspx