湖北省荊州市監利県の長江で1日深夜、客船「東方之星」が転覆した事故について、中国中央テレビ局(CCTV)2日、午後7時現在、乗客乗員456人のうち、14人が生還したが、なお437人が行方不明だと伝えた。
香港・星島日報によると、同日昼は、人民解放軍兵士と民兵3千人、潜水士140人、ボート110隻を動員して不明乗客の捜索に当たった。
楊伝堂・交通部長は2日午後記者会見し、乗船者の内訳について、乗客405人、添乗員5人、乗員46人だったと述べた。乗客は7省・直轄市の住民で、上海市97人、江蘇省204人、天津市43人など。CCTVによると、乗客の年齢は3歳~83歳だった。
当局は2日夜も、ヘリコプターで潜水士を新たに90人以上現場に運ぶほか、400人体制で捜索を続ける。
国家気象局によると、事故の発生時、風力階級で最高の12級以上の竜巻が発生していた。(写真:湖北日報)