
事務局長はOIEの総会に出席した際、メディアの取材に対し「中国は今後、多くの年月をASFに費やす必要がある」と述べた。
中国では昨年8月に、ASFの感染を初めて確認後、全国31の省・市・自治区で相次ぎ感染例が見つかった。ラオス、モンゴル、ベトナムなどにも感染が拡大している。
ストーン事務次長によれば、豚肉と豚肉加工品のサプライチェーンに深刻な汚染が起きている。豚の飼育に使われる生ごみや残飯への監視が行き届かないことが、感染拡大につながっている可能性がある。
当局によると、中国では豚の飼育頭数が前年比22%減った。しかし、業界関係者は今後もさらに拡大するとみている。 業界関係者によると、中国では今年、最大2億頭が殺処分され、深刻な豚肉不足が起きる恐れがある。世界の食肉と飼料業界への影響も大きくなりそうだという。
★参考情報★
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