汚泥ダムに亀裂と廃液漏出 周辺住民が避難 山西

 2019年5月10日赤中国のニュースサイト、環球網によると、山西省呂梁市交口県で7日、アルミニウム精製の際に発生する汚泥「赤泥」の貯蔵用のダムに亀裂が発生、廃液が漏れているのが見つかった。県当局はダム付近に住む35世帯を避難させるとともに、タムの操業停止を命じた。(写真は東網のキャプチャー)

 複数の住民がこれまでも連名で、赤泥ダムに亀裂が生じて液体アルカリが漏れ、汚水が付近の川に流入し、深刻な環境汚染を起こしていると告発を繰り返してきた。住民の訴えをメディアが報じたため、県当局は専門チームを結成して調査を始め、省・市政府の担当者と専門家が現場に急行。赤泥ダムに問題があることを確認したという。

 報道によると、住民の訴えに対し、企業側はダムは安全で廃液の漏出がないとした上、ダムの容量拡大を申請中だと説明していた。

 香港メディアの東網によると、ダムは山東省の「隠れた大資産家」張学信氏の子息、張剛氏が経営する「山東信発集団」が保有している。山東信発集団は環境汚染を繰り返し、16~18年に8回の罰金支払いを命じられている。

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