米大統領が制裁関税引き上げ意向 中国メディアは沈黙

2019年5月7日貿 米公共放送ボイス・オブ・アメリカによると、トランプ米大統領は5日、ツイッターを連発し、2000億ドル分の中国製品に対する制裁関税を現在の10%から25%に引き上げる意向を示した。さらに、別の3250億ドル分についても速やかに制裁関税率を25%にする考えを示した。(写真は東網のキャプチャー)

 制裁関税が引き上げられれば、米中関係に深刻な影響を与える可能性があるが、中国の公式メディアはほぼ沈黙を守っている。米東海岸時間の6日夜現在、国営新華社通信、中国紙・人民日報、中央テレビ局は、中国外務省のコメントを簡単に伝えただけ。中国のSNSも関連情報が封鎖されたもようだ。

 トランプ大統領はツイッターで「中国との貿易交渉は進行中だが、進展が遅すぎる。彼らは交渉再開を企てているが、だめだ」と述べた。

 中国外務省は5日の記者会見で、耿爽副報道局長は「米国は制裁関税で中国を脅しているが、同じような状況はこれまで何回も起きた」とコメントした。

★参考情報★

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