
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、同校児童の保護者数百人が同日、温江区政府に押しかけ徹底的な調査を求めたところ、警官隊が出動。トウガラシ・スプレーを噴きかけるなどして鎮圧した。ただ、同区政府は一転して軟化し、13日に調査を承諾した。
保護者が食堂の調理室を調べたところ、室内は不潔で、一部の肉はかびが生えているように見え、ジャガイモなどの野菜は腐っていた。食品添加剤も大量に見つかり、児童の健康への影響が心配されている。
香港メディア東網によると、食堂は成都市内の四川徳羽后勤管理服務有限公司(徳羽后勤)が運営を請け負っていた。同社は同学校保護者の抗議に対し、今後はコメ、小麦粉、食用油などの食材をブランド品に切り替えること、鶏肉やソーセージの冷凍品を使わないことを約束した。
RFAによると、保護者はミニブログで、同学校は私立学校のため、最大限の利益を得るため問題業者に食堂経営を委託したなどと批判した。
徳羽后勤は、学校20カ所以上の食堂経営を請け負い、生徒約10万人に食事を提供している。保護者は、会社の責任者を拘束しない上、情報を封鎖しているとして当局の姿勢を問題視している。
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