
中国国営新華社通信によると、通商交渉で中国側代表を務める劉鶴副首相が12日、ライトハイザー代表、ムニューシン財務長官と電話会談した。双方は、具体的な中心的な課題について交渉を行うととともに、次の段階の作業内容を確定したという。
ただ、ライトハイザー代表は上院での証言で「米中は数週間後に合意に達する可能性がある。しかし、なお重大問題が未解決だ。米国に有利なやり方で解決しなければ、米国は合意文書に署名しない」と語った。
米中の交渉内容に詳しい、アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所のシザーズ研究員は「米中の最大の隔たりは、合意内容を確実に具体化するためのメカニズムだ。米国は中国が合意内容を守らなければ、一方的に制裁関税をかけられるようにしたいが、中国側が強く反発している」と話している。
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