
生態環境相によると、火力発電所の改良など大気汚染防止対策を推進した結果、2018年は、全国338都市で大気質が「優良」の日数が年間の79.3%に達し、PM2.5濃度は9.3%低下した。京津冀地区のほか、上海など長江デルタ地区でも前年比10%以上低下した。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、米国在住の中国環境問題専門家の鄭義氏は、中国の大気質の改善は、中国経済低迷のためで大気汚染対策の成果ではないと指摘。「すべての生産が縮小を続ければ、大気汚染はすぐ改善する。水質汚染が回復まで長年必要であるのに比べ、大気汚染は汚染源がなくなれば迅速に解消する」と話している。
★参考情報★
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●産業、交通、暖房と地形 北京周辺の大気汚染の原因解明
●北京に大気汚染オレンジ警報 工場操業と施工規制 バーベキューも禁止