
三全食品は17日、消費者に迷惑を与えたとして謝罪する内容のコメントを発表。地元の河南省当局が調査チームを結成し湖南、甘粛の両省に派遣したことを明らかにした。また、豚肉の供給業者に対する履歴管理を徹底するとともに、ASFの感染拡大のため政府に全面協力すると強調した。
同社は、問題の製品について各ルートでの流通を止めた。京東集団(JDドットコム)や蘇寧易購など大手電子モールでは、三全食品の豚肉入り冷凍ギョーザが検索できないか、「表示できない」と表示される状態となっている。
中国動物衛生流行病学センターの黄保続副主任は「ASFが見つかってから100年間、ヒトへの感染はない。ウイルスは熱に弱く、70度以上の温度が30分続けば死滅する。消費者は過度に心配する必要はない」と話している。