任天堂スイッチに「タイワニーズ」表記 ネットの指摘で修正

 2019年1月30日任任天堂の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」で、対応言語の表示の中に「タイワニーズ」の表記があることがこのほど分かり、中国本土のネット上でボイコットを呼びかけるなど批判の声が挙がった。同社は28日、表記の修正を行った。台湾メディアの民視新聞網が29日伝えた。

 任天堂が先ごろ、スイッチのシステムバージョンを更新した際、対応言語の1つの「中国語繁体字」について、一般的には「トラディショナル・チャイニーズ」などとするのに、「タイワニーズ」と表記していた。中国本土のネット上では「台湾独立を支持するのか」などの批判が書き込まれた。一方、台湾のネット上では喜びの声も挙がった。

 中国本土での反発を受け、任天堂はまもなく、表記を「チャイニーズ(トラディショナル)に改めた。ただ、スイッチは中国本土では販売されておらず、ボイコットを呼び掛ける意見も極めて少数にとどまったという。

 中国では近年、外国企業がウェブサイトなどで「台湾」を国家名のように表記し、ネット上で批判が起きたり、当局が修正を求めたりする騒ぎがしばしば起きている。

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