中国が東シナ海で天然ガス採掘 一方的開発と政府が抗議 9月より中国側に移動

2018年12月4日燃 中国の東シナ海の日中中間線近くで、中国が天然ガスの採掘を行っているとみられることについて、菅義偉官房長官は3日の記者会見で、一方的な開発であるとして中国政府に抗議したことを明らかにした。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が3日伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 防衛省は11月中旬、中国の採掘船が日中中間線付近で天然ガスの採掘とみられる活動を行っているのを発見した。今年9月にも、中国による採掘が見つかり政府が抗議した。中国は自国側に約120キロ移動した上で再び採掘を行った。

 菅長官は「中国の一方的な開発は極めて遺憾だ。東京と北京で外交ルートを通じて、中国政府に抗議した」と述べた。

 日中両国政府は2008年、天然ガスの共同開発で合意したが、10年以降交渉は中断。中国は日中中間線の中国側海域に、天然ガスの開発施設16基を設置し、単独で開発を進めている。
 香港メディア東網によると、中国外務省の耿爽副報道局長は「いわゆる日中中間線は、日本側の一方的な主張で、中国は認めていない」と語った。共同開発については、両国が意見交換を続けていることを強調した。

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