米空母2隻がフィリピン南北で演習 比島挟み撃ち 習近平氏の訪比けん制か

 2018年11月21日比習近平・中国国家主席の20日のフィリピン訪問を前に、米海軍の空母ロナルド・レーガンとジョン・C・ステニスの2隻を中心とする打撃群が19日、同国の南北で演習を行った。フィリピンを挟み撃ちにするような演習で、中比首脳会談に対するけん制との見方も出ている。台湾・中国時報(電子版)が20日伝えた。(写真はボイス・オブ・アメリカのキャプチャー)

 ジョン・C・ステニス打撃群は19日、フィリピン南部のスリガオ海峡から南シナ海に向かった。一時、習主席とドゥテルテ大統領が会談したダバオ市からわずか200キロの海域を航行した。ロナルド・レーガン打撃群はフィリピン北部のバリンタン海峡から南シナ海北部に入った。演習は、両打撃軍の艦艇10隻、航空機150機、兵員1万2600人が参加した。

 海外の中国語ニュースメディア、多維新聞は、米空母の航行と習主席のフィリピン訪問は直接関係はないものの、米政府が南シナ海の情勢を「かき乱す」ことを意図したのは明らかと報じた。

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