英政府が5G設備業者の調査指示 ファーウェイ禁止を準備か

2018年11月8日華英政府がこのほど、通信キャリア各社に対し、第5世代移動通信システム(5G)対応の回線網整備の際、納入業者の調査を徹底するよう求めた。同政府は納入業者を特定していないが、業界関係者は、事実上、中国の通信設備・端末メーカーの華為技術(華為、ファーウェイ)が標的とみている。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が伝えた。(写真はVOAのキャプチャー)

 英政府は先月、通信キャリア各社に書簡を送付。国家のインフラの安全を守るため、今年7月から当局が国内通信施設の点検作業を進めているとした上、5G設備の納入業者に関する規則改正の可能性を示唆した。

 英政府は、国内の通信分野で華為の製品が幅広く使われていることを憂慮している。今回の点検作業の結果、5Gの関連設備では華為製品の使用を禁止する可能性もある。

 華為は2005年、英大手通信キャリア、BTグループと納入契約を締結。現在、英国の移動通信やインターネットで華為の製品が幅広く使われている。

 華為製品が中国のスパイ活動に使われているとして、各国政府が警戒を始めている。オーストラリアが先に5G設備への華為製品の使用を」禁じた他、米国も政府調達の対象から締め出した。

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