習近平主席が米大統領暗に批判 「弱肉強食は行き詰まる」 

 2018年11月6日習習近平国家主席は5日、中国が輸入拡大をアピールする「中国国際輸入博覧会」の開幕式で演説し、トランプ米大統領を暗に批判した。米中首脳は2日に電話会談を行ったことで、米中の緊張が緩和するとの見方も出ていたが、習主席は再び強硬姿勢を示したことになる。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が5日伝えた。(写真はRFAのキャプチャー)

 習主席は「経済のグローバル化が進む中、弱肉強食とウイナー・テイク・オール(勝者総取り)は行き詰まる。相互利益こそが正しい道だ」などと語り、名指しを避けつつ、「米国第一主義」を掲げる米大統領を批判した。

 習主席はまた「中国は世界第2の経済体で、人口13億人を上回る大市場。中国経済は大海であり、小さな池でなはい」などと語り、自国経済の将来へ自信を示した。

 習主席の強硬な発言に、株式市場は否定的な反応を示した。香港株式市場は、習主席の演説後にさらに一段下げ、2%を超える下げ幅となった。

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