5Gへの中国排除はリスク回避のため 豪情報局長官が説明

 2018年10月31日豪オーストラリア政府が先に、第5世代移動通信システム(5G)のネットワーク構築事業から、中国の設備・端末大手2社である華為技術(華為、ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)を排除したことについて、情報機関である豪通信電子局(ASD)のマイク・バージェス長官は29日、国内の研究機関で講演し、重要インフラリスクを避けるためだったと説明した。香港メディアの東網が伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 バージェス長官は「5Gは自動車の無人運転から電気、水道など重要インフラで中核的な技術となり、リスクが非常に高い。国家機密の保持だけでなく、日常生活に関わるデータとシステムの信頼性に関わる」と述べた。長官は、中国の名指しは避けたが、アジアのハイテク製造業の興隆で、オーストラリアのインフラに安全上の懸念が生じていると指摘した。
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