ニュースサイトの澎湃新聞によると、28日午前10時ごろ、重慶市万州区の長江をまたぐ「長江二橋」で、22号路線バスが対向車線にはみ出して乗用車と正面衝突後、欄干を突き破って水中に転落した。バスには約10人が乗っていたとみられ、捜索隊がうち2人の遺体を発見した。乗用車の女子運転手（36）もけがした。（写真は、東網のキャプチャー）
29日の人民日報（電子版）によると、中央政府の応急管理部などの指揮で、クレーン船を含む救助船約70隻が出動、バスの乗客の捜索を行っているが、現場は水が深く難航している。先にバスの位置を確認後、ダイバーや水中ロボットにより捜索を行う方針だ。
29日付香港紙・蘋果日報（電子版）によると、公共交通カードを使った運賃支払いの記録から、事故を起こしたバスに少なくとも8人が乗っていた。警察は、捜索願いの状況などから、現金で支払った乗客を含め、10人以上が乗っていたとみて特定を急いでいる。