米海軍艦艇2隻が台湾海峡航行 米台当局が事実認める

2018年10月23日台 米太平洋艦隊のクリステンセン報道官は22日、米海軍のミサイル駆逐艦「カーティス・ウィルバー」とミサイル巡洋艦「アンティータム」が同日、台湾海峡を航行したと述べた。報道官は「自由で開かれたインド太平洋地区に対する米国の責務を明確に示した。国際法に完全に合致している」と述べた。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語版が23日伝えた。(写真は、東網のキャプチャー)

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、台湾国防部も22日、米艦2隻が台湾南部・鵝鑾鼻沖から台湾海峡の国際水域を北上したとするコメントを発表した。

 米ホワイトハウスのサンダース報道官は22日、米艦艇の台湾海峡航行についてVOAが、台湾に対する米国の責務と中国の軍備拡張に対する立場を示すものかと質問したのに対し「ホワイトハウスは本件にコメントしない。国防総省が教えてくれる」と述べた。 

 米軍は最近、中国と争いがある海域で活動を活発化させている。9月30日には米駆逐艦「ディケーター」が南シナ海を航行し、中国艦艇に衝突の危険のある近距離まで異常接近された。また、現在、米海軍の科学調査船「トンプソン」が台湾・高雄に寄港した。

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