四川省広安市で9日、同じ工事現場で働く作業員26人が露店で食事後にめまいや嘔吐(おうと)の症状
を示し、病院で治療を受けた。同市公安局(警察)はまもなく、有毒の亜硝酸塩を使って調理していたとして、露店主の55歳と42歳の夫婦を拘束した。広安市公安局の14日の発表を基に、中国新聞網が伝えた。
(写真は東網のキャプチャー)

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同局によると、作業員は9日正午ごろ露店で食事し、約1時間半後に発症した。警察が捜査を始めたが、露店は撤収して行方が分からなくなり一時難航した。その後、被害者の作業員のスマートフォン決済の履歴から店主の氏名が判明した。
同局が調べたところ、夫婦が亜硝酸塩を使って調理していたことを認めたため拘束した。原因が判明したことで治療が進み、26人のうち23人が退院したが、14日現在なお3人が入院している。
亜硝酸塩は、成人が3グラム以上接種すると死亡することがある。中国では、亜硝酸塩を食用に使って中毒する事件がしばしば発生。16年末には四川省巴中市巴州区の農家で、葬儀後の宴席で亜硝酸塩による集団食中毒が発生し、約30人が入院しうち2人が死亡した。17年には、亜硝酸塩を使ったそう菜店経営者の妻が中毒して死亡した。
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