山東の退役軍人デモなおくすぶる 各地から応援 内モンゴルでも

 2018年10月10日兵山東省青島市内の平度市で始まった、処遇改善を求める退役軍人による陳情デモは、全国各地から仲間が応援に駆けつけ、9日も続いた。内モンゴル自治区でも1000人規模の同様のデモが起きたもようだ。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が9日伝えた。(写真はRFAのキャプチャー)

 山東省平度市の平度病院前で6日、他地域の応援も含め退役軍人約1000人が集結。警察が催涙弾を発射したのに対し、消火器を噴射して応戦するなど衝突に発展した。デモ隊の数人がけがしたほか十数人が連行された。デモは9日も続いているが、現地の関連情報は封鎖されている。

 内モンゴル自治区では、区都フフホト市の自治区政府庁舎前に約1000人が集まり、各地の平均賃金並みの年金の支給、職業のあっせん、社会・医療保険への加入など10項目の要求を行った。要求には、退役軍人の陳情活動への弾圧をやめることも含まれている。

 
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