幼稚園2カ所で危険な給食=父母が抗議活動、当局が調査-安徽

 2018年9月24日蕪安徽省蕪湖市の私立幼稚園2カ所で、使用期限が過ぎた調味料や虫が発生したコメなどを使い危険な給食が行われていたことが発覚し、父母らが21日、街頭で抗議活動を行った。同市政府は23日、幼稚園で問題の食材を押収するなど、調査を始めたことを発表。現地の警察は22日、安全基準に満たない食品を販売した疑いで、幼稚園の所有者兼園長を拘束した。ニュースサイトの央広網などが伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 幼稚園は同市の童馨と得得貝の2カ所。香港メディアの東網によると、園児の父母が今月19、20日、園の食堂で期限を過ぎた調味料、虫が発生し緑色に変色したコメ、遺伝子組換えの大豆を原料にした食用油などが使われていると当局に通報した。食堂の調理場ではハエやウジ虫が発生、腐った食材が散乱するなど極めて不衛生だった。

 父母らは21日、横断幕を掲げて街頭で抗議活動を行い、当局の調査と園児への健康診断を要求した。父母らは一時、出動した警官隊と路上でにらみ合った。

 安徽省と蕪湖市の政府が事態を重視し、専門チームを結成して23日までに調査を始めた。また、園児約300人を省内の著名病院に送り、健康状態に対する検査を進めている。

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