中国の一方的軍事行動拡大を懸念=防衛相が自衛隊会議で

 2018年9月5日小小野寺五典防衛相は3日、自衛隊幹部を集めた会合で、中国が日本周辺の空・海域で、一方的に軍事行動の拡大を続けていることに懸念を示した。軍事行動の例として、新たな空中での活動や、微妙な海域への原子力潜水艦の派遣を挙げた。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が4日伝えた。(写真はVOAのキャプチャー)

 中国政府系紙・環球時報は4日、日本の防衛相の発言に触れ「日本が再び中国脅威論を言い立てている」などと批判した。

 日本政府が日中関係の改善に自信を見せる中、防衛相が中国脅威論を口にしたことは内外の注目を集めている。安倍晋三首相は先に、日中関係が既に正常な軌道に戻ったとの認識を示し、10月に訪中する計画も進めている。

 日本の2018年版の防衛白書も、中国の日本に対する軍事的脅威について34ページにわたり言及。中国が、東シナ海と西太平洋の日本周辺海域で軍事行動を急速に拡大する恐れがあると指摘した。

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