炭そ病感染者16人に増加 牛も29頭死ぬ ワクチン大量調達、家畜に接種-内モンゴル

2018年8月15日疫 内モンゴル自治区通遼市ホルチン区政府は14日、炭そ病に感染した疑いのある住民が計16人に増えたと発表した。同区政府の動物伝染病部門などは、ワクチン1万ミリリットルを急きょ調達し、牛と羊4006頭に接種した。ニュースサイトの央視新聞が14日伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 同区は12日、炭そ病のため牛9頭が死に、8人が皮膚に感染したと発表しており感染が拡大しているもようだ。同区では7日、炭そ病に感染した牛を確認。13日夜までに29頭が死んだ。住民の感染者16人は、通遼市と吉林省長春市の伝染病病院に隔離され、治療を受けている。また、感染者と濃密な接触があった66人についても隔離し、地元政府が観察を続けている。

 ホルチン区政府は12日、感染者が出た大林鎮勝利村から5キロ以内を封鎖し、住民の出入りを禁じた。住民によると、当局が各戸で消毒作業を行っている。

 黒龍江省佳木斯市樺南県でも羊に炭そ病が流行し、8日までに225頭を処分した。1人が感染した疑いが持たれている。河南省鄭州市では8日、豚8頭の口蹄疫感染を確認。3日には遼寧省瀋陽市瀋北新区で、家畜伝染病「アフリカ豚コレラ」の感染が中国で初めて確認されるなど、このところ中国では家畜伝染病の報告が相次いでいる。

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