走行中のバス炎上、男が死亡 社会恨み放火か 警察は詳細発表せず-北京

 2018年8月12日火北京市豊台区の南苑槐房路付近で12日午後4時15分ごろ、「957号線」の路線バスから出火し、消防隊が駆けつけて消火にあたったが間もなく全焼した。乗客の男1人が死亡した。男が社会を恨み火を付けた可能性がある。他の乗客と乗員にけがはなかった。香港メディアの東網が伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 バス会社によると、運転手と車掌が、男が持ち込んだ携行品を検査中に火が出た。まもなく車内に火が燃え広がり、運転手が開けたドアから乗客13人が脱出した。運転手らは消火器で消火に当たる一方、警察に通報した。

 事故現場周辺の住民は、男が社会への恨みから放火したとみている。警察は男の身元や民族、出火が故意かどうかなど詳細は明らかにしていない。

 中国では、社会への怨恨を理由とする路線バスへの放火が頻発。2016年1月には寧夏回族自治区で起きた事件では18人が死亡、32人がけがした。
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