ニセ生理食塩水8000本、ネットショップで全国販売 医薬品へ不信感広まる

 2018年8月7日塩5日付中国紙・環球時報によると、浙江省金華市浦江県市場監督管理局はこのほど、県内の美容院を立ち入り検査した際、ニセの生理食塩水が使われているのを見つけた。(写真は東網のキャプチャー)

 警察は、ニセの生理食塩水を製造していた江西省の作業場を摘発。ネットショップ4カ所で、英語のラベルが付いたニセ生理食塩水約8000本を全国24省・4直轄市で売りさばいていたことを突き止めた。ラベルには製造日時、製造会社、製造場所の記載がなかった。製品は、食塩と水を混ぜただけのもので、利幅は大きかったとみられる。

 生理食塩水は血液など体液と浸透圧が等しい食塩水。水分欠乏の際の点滴や注射薬の基剤、外用の洗浄剤として使われる。

 中国では先に、深セン証取上場の大手製薬会社、長春長生生物科技(吉林省長春市)が狂犬病ワクチンのデータを改ざんしたり、品質基準に達しないジフテリア・百日咳・破傷風の三種混合ワクチンを生産したことが発覚し社会に衝撃を与えたばかり。医薬品への不信感がさらに広がりそうだ。

★参考情報★
ーーーーーーーーーーーーーーー
タイトルとURLをコピーしました