
EMAによると、中国の製薬会社、浙江華海薬業(浙江省臨海市)が製造した血圧降下剤の原料バルサルタンに、発がんの恐れがある「N-ニトロソジメチルアミン(NDMA)」が含まれていた。同社が12年、生産工程を変えた後、生成された副産物とみられる。NDMAは長期間摂取を続けるとがんを発症する恐れがある。
EMAの指摘を受けて、香港衛生署はバルサルタンを含む医薬品5種類の回収を始めた。これまでのところ何かの症状が出たとの訴えはないが、現在使用中の患者は医療機関と相談するよう呼び掛けている。
EMAによると、中国の製薬会社、浙江華海薬業(浙江省臨海市)が製造した血圧降下剤の原料バルサルタンに、発がんの恐れがある「N-ニトロソジメチルアミン(NDMA)」が含まれていた。同社が12年、生産工程を変えた後、生成された副産物とみられる。NDMAは長期間摂取を続けるとがんを発症する恐れがある。