中国海警局は1日、武装警察部隊の指揮下に入った。沖縄県・尖閣諸島の警備を巡り海警局に対応している海上保安庁は、海警局が準軍事組織となり、武装、人員とも大幅に拡充されるとみて懸念している。台湾中央社が3日伝えた。
海警局はこでまで公安部と国家海洋局が管轄し、海警船の乗員は公務員の扱いだった。1日から準軍事組織の武装警察隊員となる。武装警察部隊は、中央軍事委員会の直轄で、中国海軍との協調を強める恐れがある。
中国国防部の呉謙報道官は6月28日「海警の基本的任務に変化はない。海上の争いについては、これまで同様に主権国家との話し合いで平和的に解決する」と述べた。