米の駆逐艦と巡洋艦、南シナ海西沙諸島の12カイリ内航行。中国の反発必至

 2018年5月28日沙ロイター通信は米軍筋の話として、米海軍のミサイル駆逐艦ヒギンズとミサイル巡洋艦アンティータムが27日、中国が領有権を主張する南シナ海西沙諸島のトリトン島(中建島)とウッディー島(永興島)から12カイリ内を航行したと報じた。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が同日伝えた。

 米軍筋は、航行が数カ月前に計画されたものだとした。しかし、米中の貿易紛争がなお解決せず、北朝鮮問題で両国の連携が必要となる中、中国の主権に挑むような行為をしたことで、中国政府を怒らせる可能性がある。

 今月中旬、中国が埋め立てで土地を造成し、飛行場を建設したウッディー島に、地対空と地対空ミサイルが配備されていることが、衛星写真の分析で分かった。また、中国は今月初め、西沙群島で最先端のH6K爆撃機の発着訓練を行った。

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