台湾海峡中間線に偵察用の電子戦機=台湾軍部が警戒強める 安全保障 2018.05.18 中国が軍用機や軍艦の往来で台湾への圧力を高める中、このほど電子機器による偵察や電子妨害を行う電子戦機を台湾海峡中間線付近を飛行させ、台湾軍部が警戒を強めている。香港星島日報が17日伝えた。(写真は星島日報のキャプチャー) 台湾の報道によると、17日には中国海軍のY8型電子戦機が福建省・平潭から飛び立って台湾海峡中間線近くに向かい、北から南へ飛行した。台湾側は戦闘機をスクランブル(緊急発進)させ、警戒にあたった。中国軍は14日にも電子戦機を飛ばしたが、中間線には近づかなかった。 Y8型電子戦機は、Y8型輸送機を改良したもの。米軍のEP3電子戦機に近い性能を持つとされる。 ★参考情報★ ーーーーーーーーーー ●中国空軍が福建の基地拡張=台北、尖閣諸島から300キロ ●中国軍は東シナ海より南シナ海を重大視していると解放軍報が示唆=日中関係改善で東シナ海は緊張緩和 ●台湾周辺の演習は台湾独立派への警告=中国国防部が明言