空母艦隊が東シナ海で演習、米司令官が中国膨張阻止訴え

 2018年4月25日遼中国人民解放軍の航空母艦・遼寧を中心とする艦隊が24日、浙江省・舟山群島沖で、ミサイルを積んだ艦載機の発艦や防空戦や対潜水艦戦など大規模な訓練を行った。対中強硬派として知られる、米太平洋軍司令官に指名されたデービッドソン大将は「アジア太平洋で米軍を増強し、中国の膨張を阻止すべきだ」と述べた。香港メディアの東網が伝えた。(写真は東網のキャプチャー)

 中国の報道によると、遼寧の艦載機J15戦闘機が多数発艦し、敵戦闘機を迎撃。空母を護衛する任務の艦隊が防空ミサイルを発射し目標を攻撃した。また、敵潜水艦による封鎖を突破する訓練も実施。各種の探査手段を総合運用し、潜水艦が待ち伏せする海域を無事通過したという。

 米国の報道によると、デービッドソン大将はこのほど「中国は既に南シナ海を有効に支配し、米国のアジア太平洋の軍事力に挑戦できるようになった。米軍は前線の戦力を充実させてこそ、中国をけん制できる」と述べ、アジア太平洋での米軍の増強を呼び掛けた。

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