米国産106品目に25%報復関税、本格的な貿易戦へ懸念高まる 経済 2018.04.05 中国財政部は4日、米国産の大豆、自動車、化学製品など14種類、106品目に25%の関税を上乗せすると発表した。トランプ米政権が、中国の知的財産権を理由として発表した貿易制裁への報復となる。実施時期は、米政府の制裁関税の実施状況をみて決める。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)などが伝えた。 同部発表の数時間前、米通商代表部(USTR)は、中国の知財権侵害に対し、中国製品1300品目に25%の制裁関税を課すと発表した。鉄鋼製品、航空機部品、テレビなどが含まれる。米中の応酬により貿易摩擦が一段と激化しており、本格的な貿易戦争に発展する懸念が高まっている。 ★参考情報★ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ●128品目で対米報復を実施、最高で25%の関税上乗せ ●米、対中制裁関税6月発動を表明、中国は対話呼び掛け ●米政権が中国製品に制裁関税、米中貿易戦争の恐れ