インド、中国、ブータンの国境付近のドクラム地区で起きた対峙(たいじ)問題後も、中印両軍の緊張が続いている。インドの報道によると、インドが中国国境近くへの部隊増強やSu30戦闘機などの配備を計画している。部隊向けに病院3カ所を新設する予定だ。香港メディアの東網が3日伝えた。
中国チベット自治区に近いインド東端の陸軍部隊は、パトロールを大幅に強化。小部隊を複数編成し、1回15日~30日のパトロール活動を繰り返している。現地は海抜5182メートル以上。雪山や河川が連続し極めて厳しい地形となっている。
インド東部の西ベンガル州パナガーでは、山岳作戦用の部隊を新設したほか、Su30戦闘機や武装ヘリコプターも配備した。国境近くの飛行場の使用を再開したほか、超音速巡航ミサイルの配備をも計画している。