米国の非政府組織(NGO)、国際危機グループは14日、中国がタジキスタンへの軍隊の配置を進めているとするリポートを発表した。アフガニスタンの武装過激派が中国西部に入るのを防ぐのが目的とみられる。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が15日伝えた。
リポートによると、中国は、自国、アフガニスタン、タジキスタンの3国の国境に近いタジキスタン領内に、過激派対策の拠点を設置した。
AP通信によると、中国西部出身のウイグル族の過激派が、テロ組織トルキスタン・イスラム党(TIP)に加入していると、中国がこれまでにも再三、警告してきた。TIPはウイグル族が主体で、シリアとアフガニスタンに拠点を起き、アフガンの反政府武装勢力タリバンとも同盟関係にあるという。
AP通信の取材に対し、中国国防部はコメントを避けた。
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