米朝トップ会談で「中国外し」、中国紙は否定の論評 

 2018 年3月12日中朝英BBC放送中国語版は9日、米国のトランプ大統領が、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の会談の招請に応じたことで、朝鮮半島問題の重要な関係者である中国が、話し合いから外される危機に直面していると報じた。9日付中国紙・環球時報は「中国人は心の平静を保つべき。『中国が周辺に追いやられる』との発想は持ってはならない」などとする論評を掲載した。(写真は東網のキャプチャー)

 BBCによると、中国外交部の耿爽副報道局長は9日の会見で「関係各方面が協力し、朝鮮半島情勢を平和と安定の軌道に乗せるべき。中国は引き続き積極的な役割を果たして行きたい」と述べた。

 環球時報の評論は「朝鮮半島情勢は、中国が推し進めてきた方向と一致する。中国は北朝鮮が『米国になびく』ことを心配する必要は全くない。中国の周辺国はどの国であれ米国になびくことは不可能だ」と指摘。「中朝関係が低調なのは核問題のためで、(北)朝鮮の指導者の個性のため。核問題が解決すれば中朝関係は改善する」とした。

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